光造形 3Dプリンター「ELEGOO MARS PRO」を使って、1/144 モビルダイバーシステム ゼーゴックを作っていきます。今回は各種兵装を固定する懸架パイロン部分を制作していきます。
光造形 3Dプリンター ELEGOO MARS PRO
フィラメントのPLA樹脂などを利用する3Dプリンターが有名ですが、ELEGOO MARS PROは紫外線硬化するレジンを使って、造形物を印刷するプリンターです。PLA樹脂を使うプリンターよりも細かな造形ができるので、練習材料に機動戦士ガンダム MS IGLOOで登場する「モビルダイバー ゼーゴック」を製作していきます。
バーニアノズルの印刷
懸架パイロンには推進剤タンクとバーニアノズルが設置されているので、3Dプリンターで部品を印刷していきます。今回も3D図面は「DesignSpark Mechanical」を使っていきます。推進剤タンクは円柱を、バーニアノズルは円錐を加工していくだけなので、比較的簡単に設計が出来るので練習材料としては最適です。
5センチを超えると印刷後に反りの原因になるので、分割して印刷を行います。プラモデルと同じように分割してできる合わせ目はスジ彫りとして使えるように、少し段差を付けておくと後で楽ができます。
スライスソフトに配置してサポート材を追加します。接着して見えなくなる部分をプレート側に向けて、下側のサポート材は横方向からも保持するようにしておくと脱落するリスクを減らすことができます。
また、ノズルの端側にもサポート材を配置しておくと、印刷途中で造形物が曲がってしまうことを防ぐことができます。
必要な数を複製してプレートに配置して印刷します。どこかのコンビナートのようになっえいます。
印刷した結果は、こんな感じ。
5センチくらいの高さであれば、反りも無く印刷できます。写真右側のノズルの肉厚は0.5ミリですが、キレイに面が出せています。
大型の推進剤タンクも分割しているので、反りの心配がなく印刷ができました。
まとめ
3Dプリンターが無い時代であれば、プラ板やプラ棒でパーツを作っていましたが、曲面部分があるパーツや数が必要になる場合に、3Dプリンターは便利です。
特に小さな部品を量産するような場合には、プラ材を切り出して貼り合わせて削るような作業が一切なく、プリンターにデータを送り込んで待っているだけで良いので、他の作業を進めることができ、制作する速度が圧倒的に変わります。
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次回は、ダイブ・マヌーバー・ユニットの裏打ちとバーニア追加をしていきます。
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