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3Dプリンター 1/144 モビルダイバー ゼーゴック製作日誌(6日目)懸架パイロンの制作(後編)

光造形 3Dプリンター「ELEGOO MARS PRO」を使って、1/144 モビルダイバーシステム ゼーゴックを作っていきます。今回は先回印刷したバーニアノズルを固定するパイロンを制作していきます。

光造形 3Dプリンター ELEGOO MARS PRO

フィラメントのPLA樹脂などを利用する3Dプリンターが有名ですが、ELEGOO MARS PROは紫外線硬化するレジンを使って、造形物を印刷するプリンターです。PLA樹脂を使うプリンターよりも細かな造形ができるので、練習材料に機動戦士ガンダム MS IGLOOで登場する「モビルダイバー ゼーゴック」を製作していきます。

バーニアノズルの印刷

先回、推進剤タンクとバーニアノズルを3Dプリンターで印刷しました。

バーニアノズルの設計と印刷については、先回の記事をご覧ください。

パイロンの制作

推進剤タンクやバーニアノズルを固定するパイロンは、3Dプリンターを使わずにプラ板で工作していきます。10センチを超える薄い板状なのでプラ板の方が平面が出しやすいのが理由です。

昔ながらのプラ板工作をしていきます。今回は0.5ミリのプラ板を3ミリの角棒だけで作りました。

定規と鉛筆でプラ板に図面を描いて、切り出します。このあたりは特に解説することはありません。0.5ミリ程度であれば、デザインナイフやカッターでも簡単にカットすることができます。

5センチくらいの高さであれば、反りも無く印刷できます。写真右側のノズルの肉厚は0.5ミリですが、キレイに面が出せています。

同じ形状を2枚切り出して、3ミリの角棒を適当な長さにカットして、流し込み接着剤で固定します。

こんな感じで、プラ板の周囲に角棒を貼り付けていきます。

固定した角棒に、普通の接着剤(タミヤの白蓋など)を少し多めに塗布して、もう1枚のプラ板を貼り合わせて、洗濯ぱさみで固定して1日くらい乾燥させます。

同様に0.5ミリのプラ板を使って、下の写真のように切り出します。小さなパーツで同じ形状を複数作成するような場合には、テンプレートにする1枚切り出しておいて、瞬間接着剤の点付けしてプラ板に固定して同じ形にカットして削ると、作業が楽になります。

接着したプラ板の間に、デザインナイフを入れて点付けした接着剤をカットすれば、同じ形状のプラ板を複製することができます。

さらに3ミリの帯状にカットしたプラ板を重ねて接着して、ディティールアップをします。

先に工作したパイロンの両側に接着します。

プラ板の貼り合わせの状態より、情報量が増してカッコ良くなりました。

印刷しておいた推進剤タンクとバーニアノズルを瞬間接着剤で固定して懸架パイロンの完成です。

まとめ

3Dプリンターが無い時代は、こんな感じでプラ板やプラ棒でパーツを作っていましたが、曲面部分があるパーツや数が必要になる場合に、3Dプリンターは圧倒的に便利なツールです。

しかし板状で長い面がある造形物の場合には反りなどが発生してしまうので、プラ板工作の方が有利になる場合もあります。

今回のように、両社の良い所を使って作業することで見栄えのよい造形物を効率的に作り出すことができます。

成功した造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)

次回は、ダイブ・マヌーバー・ユニットの裏打ちとバーニア追加をしていきます。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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