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3Dプリンター 1/144 モビルダイバー ゼーゴック製作日誌(11日目)バックパックの作成

光造形 3Dプリンター「ELEGOO MARS PRO」を使って、1/144 モビルダイバーシステム ゼーゴックを作っていきます。今回一番苦労したダイブ・マヌーバ・ユニットとズゴック・ユニットを接続するバックパック部分を造形していきます。

光造形 3Dプリンター ELEGOO MARS PRO

フィラメントのPLA樹脂などを利用する3Dプリンターが有名ですが、ELEGOO MARS PROは紫外線硬化するレジンを使って、造形物を印刷するプリンターです。PLA樹脂を使うプリンターよりも細かな造形ができるので、練習材料に機動戦士ガンダム MS IGLOOで登場する「モビルダイバー ゼーゴック」を製作していきます。

バックパックの造形

設定資料によると、ズゴック・ユニットと本体(ダイブ・マヌーバー・ユニット)はパイプのような形状で接続されています。今回は、その部分を造形していきます。

最終的に、3D CADでの設計はこんな感じになりました。

今回は、HG 1/144 ズゴックの背面と合わせる必要があるので、とりあえず当たりを付けるために、適当に図面を描いて出力してみます。

適当な円錐の一部を設計して出力した造形物。かなり適当なので

ズゴックの背面の凹凸に合うはずもないですが、このパーツを使ってサイズや盛る部分や削る部分を割り出していきます。

追加したダクト形状のパーツ。後でディテールは追加していくので、この時点では、ただの板です(笑)

試作パーツで割り出した数値から作った試作物。板と円錐がバラバラだと取り付けにくいので、一体成型するように設計を修正しています。正面のダクト部分のフィンも0.3ミリのスリットを入れて再現しています。

2回目の試作物をズゴックの背面に当てながら、かみ合わない部分を修正して造形した3回目の造形物。

角度を付けるために、中央部分にブリッジを新造して、左右のパーツを一体化しています。

ダクトのフィンも、間隔を0.3ミリから0.5ミリに増やしてスリットが目立つように修正しました。0.5ミリくらいのスリットだと、造形しても樹脂で埋まってしまうことが無くなります。

試作を繰り返して、なんとか納得のいく造形物を出力することができました。

別のキットと合わせる部分は、図面に起こすことができなので現物合わせで作るしかないため、図面上でコネコネするよりは、とりあえず当たりを付ける試作物を作って、合わせていくのが近道です。

バックパックの取付

試作物を現物合わせしていく途中で、取り付けについても考えることができるので今回は左右のダクト部分を接続するブリッジ的な場所を、ズゴックの背面と両面テープで固定するようにしました。

接着でも良いんですが、ズゴックとコンパチ仕様にしたいのでこの部分は後で取り外しができるように工夫します。

上から見るとこんな感じで、ダクト部分もしっかり造形できています。

本体(ダイブ・マヌーバー・ユニット)と接続するパイプ形状の部分も、サイズ感を確認するために、試作として出力しました。

こんな感じで、ズゴックの背面から本体にケーブルのように固定される予定です。

まとめ

今回は、HG ズゴックの背面に合わせて形状を修正してバックパックを作りました。

現物合わせでパーツを造形する場合には、CAD図面に起こすことができないので、サイズ感を確認するための試作物を作って、現物合わせで数値を取り図面を修正していくことになります。

何度か試作を繰り返すことで、納得のいく造形に近づけることができます。

成功した造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)

次回は、ダイブマヌーバユニットを完成させていきます。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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