1/100 マスターグレード(MG)でしか立体化されていない、ドズル・ザビ専用ドムを 1/144 HGキットを改造して作っていきます。今回は3Dプリンターで造形したレジンパーツにプライマーで表面処理を行いました。
3D CADで設計
今回も3Dデータの作成は、DesignSpark Mechanical(3D CAD)を使っていきます。
ヒートホークは可動部もなく、比較的単純な形状なので、設計自体は 1~2時間もあればできます。
万能なキズ消し
表面処理と聞くと、サフ(サーフェイサー)を連想しますが、プライマーでもキズ消しをすることができます。キットのプラ材にはそもそも、模型用の塗料の接着力が保証されているので、あまり関係ないですがプライマーは、塗料との相性が悪い場合でも接着力も加えてくれるので、万能です。その分、高価ですけれど…
3Dプリンターで造形したパーツでも、表面には樹脂を積層した際の段差やヤスリで削った跡が残っています。
今回はプライマーを使って、段差やヤスリの傷を隠していきます。
と言っても作業は、簡単。筆に含ませて塗るだけです。何も難しいことはありません。私が利用している「ガイアマルチプライマー」は無色透明なので、塗りムラも目立たずに表面処理を行うことができます。
通常の筆塗り塗装と同じように、パーツに持ち手を付けて筆で塗る。ただそれだけです。
塗布して換装させると、こんな感じ。
塗布前と比較すると、ヤスリがけした跡や、3Dプリンターの造形物特有の表面の段差が見えにくくなります。この上に他のパーツ同様にサーフェイサーを吹くことで、かなりキレイな表面にすることができます。
まとめ
今回は、3D プリンターを使って「ドズル・ザビ専用ドム」の大型ヒートホークのパーツにプライマーを使って表面処理を行いました。
3Dプリンターで造形したパーツ特有の、樹脂を積層する際の段差や、ヤスリを使って削った跡など、レジンパーツの表面をプライマーを使って滑らかに(傷を隠す)する効果があります。
また、塗料によってはプラ材と同様な接着力が期待できない時には、プライマーを使うことで、剥がれにくい塗膜を作ることができるので、塗装後に剥がれてしまうことが心配な場合には、プライマーを塗っておくと随分リスクを減らすことができます。
その他にも、ポリキャップの塗装にもプライマーが役立つことがあるので、持っておいて損のないアイテムです。
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次回は、ドズル・ザビ専用ドムを製作を始めていきます。
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