光造形 3Dプリンター「ELEGOO MARS PRO」を使って、ムサイ改型ワルキューレを作っていきます。今回は分割して造形したパーツの合わせ目をポリパテで埋めていく作業を行いました。
光造形 3Dプリンター ELEGOO MARS PRO
フィラメントのPLA樹脂などを利用する3Dプリンターが有名ですが、ELEGOO MARS PROは紫外線硬化するレジンを使って、造形物を印刷するプリンターです。PLA樹脂を使うプリンターよりも細かな造形ができるので、どのくらいの再現ができるのか、練習材料にガンダム ORIGINで登場する「艦隊指揮艦ドズル専用 ムサイ改型ワルキューレ」を製作していきます。
前回までの作業は、別記事をご覧ください。
ポリパテで合わせ目消し
3Dプリンターで造形したパーツは重力などの影響で曲がります。設計上では平面で合うはずですが、実際にパーツを重ねてみると、隙間がどうしても発生します。
そんな時に役に立つのが「ポリパテ」です。プラモデルの改造では馴染みのある材料ですが、3Dプリンターのレジンでも同じように作業をすることができます。
大抵の場合は硬化時間が60分くらいなので、作業に使える時間は10~20分くらいです。最初はペースト状ですが、硬化が始まると粘土のようになってくるので、作業がし辛くなります。
キレイに仕上げるコツとしては、作業できる分だけ硬化剤を混ぜて、複数回に分けて作業をします。いきなり大量のパテを調合してしまうと、使いきれなくなる場合があるので、少量づつ盛っていくのがおススメです。
とりあえず、合わせ目部分にパテを付けていきます。多少不足していても後で追加すればいいので、全体的に隠れるように塗っていきます。
硬化が終了したら板ヤスリ(なるべく荒い目)で削っていきます。この時、仕上げるように削るのではなく、余計なパテを除去するような感じで、多少残っているくらいで止めます。
再度、パテを調合して2回目の盛り付け。今度は全体的にパテで隠れるように付けていきます。
1回目と同様に、板ヤスリで削っていきます。造形した樹脂が透けて見えるくらいを目安にしてパテを削り落としていきます。
3回目も全体的に、薄くパテを伸ばして塗っていきます。
必要であれば、数回パテを重ねて表面が平らになるように削っていきます。
まとめ
今回は、光造形したパーツの合わせ目をポリパテを使って埋めていく作業を行いました。光硬化と違って、時間で硬化するので、少量ずつ調合して複数回に分けて作業をすると効率的です。
特に広い部分に盛り付ける場合には、後で削る作業が大変になるのでなるべく薄く塗りつけ、足らない部分は、再度盛り付けるように作業をすることで、パテの量を減らすことができるので経済的です。
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3万円くらいの3Dプリンターで、これだけの出力ができるようになっているのは驚きです。0.2ミリのモールドもキチンと再現されているので、塗装してスミ入れしてみたい気持ちになります。
次回は、船首部分の組立てを進めていきます。
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