3Dプリンターでパーツを造形して映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作していきます。今回は、設定イラストから3D CADソフト「DesignSpark Mechanical」を使って起こしたデータを使ってサイズ調整も兼ねたテスト印刷をしてみました。
貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)
映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。
映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。
今回は、この巨大な筒形状モデルのデザインを行いました。
今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。
縮小版でテスト印刷
最終的には、格納されるΞ(クスィー)ガンダムの現物合わせになるので、サイズを確認するためにデザインの寸法を50%に縮小して出来映えの確認も兼ねてテスト印刷。
今回は、大型パーツになるのでFDM式の「Creality Ender-5」と光造形式の「ELEGOO MARS PRO」のハイブリッドで造形してみます。
細かな造形が無いパーツは「Creality Slicer」にデータを流し込んで、スケールを50%にして造形用のGCODEデータを作成。
ハッチなどの細かな造形があるパーツは、光造形用にサポート材を適当に配置して「CHITUBOX」でスライスデータを作成します。
FDM式の「Ender-5」でカーゴ部分の先端から造形を開始。
とりあえず先端部分を4つのパーツに分割して、立体化。1個2時間くらいで造形できたので、合計で出力時間は約8時間。
3D モデルのデザインが無料でできてしまう「DesignSpark Mechanical」オススメです。
細かな凹凸のあるパーツは光造形式のプリンターで試作。こっちも1個2時間くらいで造形できるくらいのサイズです。試作なので造形時間を測るためにもサイズダウンをすると効率的です。
造形の構造上、表面の走査線(段差)が激しいFDMよりもキレイなパーツが出来上がるので、光造形式が好みです。
しかし大型パーツを造形する時は脱落や変形が激しくなるので、どちらにもメリットとリスクがあります。
アンテナのような薄い形状や、細い形状などはFDMでは、かなり条件出しをする必要があるので光造形式と両方持っていると造形するサイズや形状の幅が広がります。
まとめ
今回は、短い記事ですが映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作するため、スクラッチでデザインしたデータを使ってテスト印刷をしました。
画面上ではサイズ感が分かり辛いのと、最終的には格納するガンダムとのサイズ調整が必要になるので、今回はデータを50%に縮小してプリントを行いました。
小さいパーツの分、造形時間も短くなるのでサイズ感の調整や造形具合を確認するためにサイズダウンしたモデルで試作すると効率的にモデルを確認しやすくなります。
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