3Dプリンターでパーツを造形して映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作していきます。先回、修正して再造形した搭乗ハッチの周辺を仮組みして見えてきた新しい課題について再修正していきます。
貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)
映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。
映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。
今回は、この巨大な筒形状モデルの上部分にある搭乗用のハッチ周辺の設計を試作造形しています。
今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。
搭乗ハッチ周辺デザインの仮組み
先回、合わせ目の課題を解決するためにプラ棒を入れるために開口したダボ穴を使って仮組みしていきます。
3ミリ(設計上は3.2ミリ)に設定した開口部は問題なく造形できましたが、2ミリ(2.2ミリ設定)は、造形時に設定したサポート材が融着してしまい塞がってしまいました。
試作品なので、とりあえず組立て優先ということで塞がってしまった部分をピンバイスで復活させます。
1ミリのドリル刃で融着してしまったサポート材を破壊しつつ、開口部のアタリをつけます。
1.5ミリ→2.0ミリとドリル刃の径を少しずつ太くしながら融着したレジンを壊していきます。
光造形用のレジンは応力に対して脆いので、少しでも引っかかりがあったら無理をせずにドリル刃の太さを変えて、削るように回すのがコツです。
3ミリと2ミリの丸形プラ棒を適当な長さにカットして、修正した開口部に挿入。
左右のパーツを合わせて、仮組みを進めます。この時点でも大型パーツなので硬化後に反りがあり貼り合わせると、どうしても隙間が見えてしまいます。
先に造形していたハッチ部分を載せて、サイズ感を確認。
もう1つの課題として、別パーツとして分割した上部パーツとの合わせ目も、左右パーツを造形した時の反りで、大きな隙間になってしまうのが確認できました。
新たな課題を改善するための修正
新しく見つけた課題を改善していきます。
別パーツとして分割した上部パーツを造形した時の反りで、大きな隙間になってしまう課題は、合わせ目の部分を一体化して蓋をするような形で分割方法を修正しました。
隙間が出来てしまうパーツを枠と蓋のように分割して、枠側のパーツの合わせ目部分で配置するように修正。
蓋部分は、表側の凹モールドの裏打ちと、枠に固定できるようにリブを追加します。
こんな感じで、枠部分に入れ込めるような造形を設置しました。
とりあえず、今回の作業はここまで。次は再度造形したパーツを組み立てて出来映えを確認していきます。
まとめ
今回は、映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作するため、搭乗ハッチの周辺部分の造形を行いました。
今回は先回、修正したデータを造形して、課題を解決するために修正した部分の確認を行いました。
パーツを分割する場合、硬化後の反りなどで造形後に合わせ目に隙間が空いてしまいます。
そのため、パーツを分割する場合には分割する場所を見つけるために試作を繰り返す必要があります。
造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)
スポンサーリンク
最後までご覧いただき、ありがとうございます。