SIMカード変換アダプターの話です。複数台持ちで尚且つ、古い機種にSIMを差したいようなニーズでも無ければ、ほぼ必要ない製品ですが、あると便利です。
今回はAmazonで「Ciscle SIM Card変換アダプタ」を購入してみました。中に入れてしまうと見えなくなってしまいますが、6色のカラバリがあります。
SIMカードのサイズ
現状のスマートフォンなどのデバイスで利用されているSIMは3種類があります。と言ってもSIM、シムと言っていた標準サイズはFOMA携帯など旧世代のケータイ電話に使われているのみで、実質2種類になってきています。
標準SIM:幅15ミリ×長さ25ミリの大きめサイズのカードです。このタイプのSIMに対応したスマートフォンは見たことがありません。ケータイ電話の頃に使用されていたSIMです。
micro SIM:幅12ミリ×長さ15ミリと小型化されたSIMカードです。小型化と言っても標準SIMのプラスチック部分を削ったようなものなので端子の面積はほどんど変わっていません。
nano SIM:幅8.8ミリ×長さ12.3ミリの一番小さなタイプです。iPhoneやXperiaなどの最新機種では、このタイプが普及しています。端子の面積も小型化されています。
向って左側(ピンク色)がmicroSIMで、右側(青色の部分)がnanoSIMです。
小さくする分には削る方法もある
標準からmicro、microからnanoのように小さくする方向には、削るとか切り取るとかの方法もあります。見てくれを重視しなければ、ハサミやカッターでプラスチック部分を切り抜いてしまう方法もいあります。SIMカッターやSIMパンチなる商品があるので切り取って使う方法もあります。
しかし大きくなる方向(nanoからmicro)は、アダプタが必要になります。
アダプタを選ぶ基準
実際に使ってみると、2つあります。
1つは、アダプタの厚みです。そもそもSIMカードは単体で小さなスロットに挿入して使うパーツです。対してアダプタは、SIMカードと組み合わせて利用する必要があるため、どうしても単体より厚くなりがちです。
こればかりは実際に購入して試すか、購入ページなどにあるレビューに頼るしかありません。
もう1つは、固定用のシールです。狭いスロット内でアダプタとSIMカードが揺れたりすることで離れてしまったり、スマホ本体が強い振動を受けた時に、アダプタからSIMカードが離脱してしまう場合もあります。両面テープなどで固定できるものが良いと思います。
レビュー
内容は、microSIM→標準SIM、nanoSIM→標準SIM、nanoSIM→microSIMの3種類のアダプタとSIMトレイを取り出すための工具、板ヤスリです。
ヤスリは、SIMトレイに入らなかった場合の微調整用です。
各アダプタには、SIMを固定するための粘着部分があります。写真では見にくいかもしれませんが、プルタブ上のシートを剥がして使います。
nanoSIM→microSIM変換アダプタ。粘着部分は見えませんが中央部分にSIMを固定するための糊があります。
SIMを入れた状態。厚み的にも面が合っています。
microSIMとの比較。左がmicroSIMで右がアダプタ変換したnanoSIMです。
旧機種のSIMトレイに入れてみます。特にヤスリとか使わずにトレイに入りました。
SDカードと重ねて入れる形ですが、粘着シート分だけ厚みが増しますが特に無理することもなく挿入が出来ました。
他の製品レビューとかだと厚みが増してトレイが入らなかったとかSIMを固定する措置がなくてスロットから出せなくなったとか意見がありましたが、この製品はそんなこともなく、無事に変換して使うことが出来ました。
恐らく使う頻度はそんなに沢山無いと思いますが、旧機種を利用する際に準備しておくと非常に便利な商品だと思います。
Amazonリンク貼っておきます。(他にもカラバリがあります)
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。