仮組み状態で放置していた「機動戦士ガンダム ユニコーン」に登場する機体「クシャトリヤ」の製作日記です。今回は素組みした機体のディティールアップの小ネタ集です。
本体の素組み
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素組の状態でも、かなりのプロポーションでカッコ良いモデルです。詳しくは前回の記事をご覧ください。
袖付きパーツの後ハメ加工
UCガンダムのネオジオンとして登場するモビルスーツの特徴である腕部や胸部に取り付けられている、「袖付き」と呼ばれている紋章が再現された部分の塗分けを塗装するために、後から取り付けられるように加工します。
腕パーツに組み込む際に、写真の黄色部分が邪魔になるので、この部分をニッパーで切り落として、ヤスリで整形しておきます。キットのままだと嵌合力が高いので、全体的に削っておきます。
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両側パーツを整形したら、接着剤で合わせておきます。この時に瞬間接着剤ではなく、プラモデル用の溶剤系の接着剤で貼り合わせておくと、強度が出るので後から組み立てるときに接着面から割れてしまうことがなくなります。
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写真だと暗くなってしまいましたが、少しはみ出すくらい接着剤を塗ってからパーツを合わせて、はみ出した接着剤も拭き取らずに、そのまま乾燥させておきます。
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1日以上乾燥させてから、合わせ目を600~800番くらいの紙やすりで、はみ出した接着剤を削るようにして表面を整形します。
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アポジモータ部分の穴あけ
四枚羽根と言われる、ファンネルが収容されているパーツに再現されているアポジモーター的なモールド部分は、ドリルで実際に開口してディティールを追加しておきます。
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1.5ミリのドリル刃を取り付けたピンバイスで、ゆっくり穴を開けていきます。その時に中心をズレない様に慎重にドリルの刃を当てていきます。
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ただパーツにドリルで穴を開けるだけですが、穴の有無で、情報量が増すのでディテールアップに繋がります。
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サブアームの肉埋め
ファンネルが収容されている羽根部分に設置されているサブアームのパーツに「肉抜き」用のスリットを埋めておきます。サブアームは普段は隠れているので、見えない部分ですが、ディティールアップのために手間をかけます(笑)
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スリット部分に、短冊状に切った1ミリのプラ板を入れて、流し込み用の接着剤で固定します。
クリップに部品を固定して、1日くらい乾燥させておきます。焦って削ると接着剤で溶けたプラスチックが周辺を汚してしまうので、しっかりと乾燥させてから、次の作業に移るのがキレイに仕上げるコツです。
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後はニッパーで大まかにプラ板を切断して、紙やすり(800番くらい)で整形して、肉抜き部分を埋めて完成です。
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まとめ
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穴あけ加工は、ドリル1つあれば気軽に出来るので、簡単な加工でディティールアップが見込めます。
元々キットに再現されているモールドに沿って、開口するだけなので初心者でも簡単に加工することができます。
肉埋めや後ハメ加工は、プラ板や接着剤など準備が必要になりますが、うまく加工できれば、かなりのディティールアップ効果が見込めるので覚えておいて損はない工作です。
次回は、塗分けのためのスジ彫りとエングレービング塗装をしていきます。
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