2021年09月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.61に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2021年08月にリリースされたバージョン1.60 に関する別記事もご覧ください。
分割パネルのグループ化
分割パネルをグループ化することができるようになりました。コードを表示しているパネルの右側にある分割アイコンをクリックすると、パネルが左右に分割される機能があります。
今回のバージョンから分割した場合に、タブ部分を右クリックして表示されるポップアップメニューの一覧に[Split in Group]メニューが追加されました。
[Split in Group]をクリックすると、1つのタブ内にファイル内のコードが分割されるように表示されます。

分割パネルで同じファイルを表示するとタブが2つ表示されてしまいますが[Split in Group]をクリックすると、1つのタブ内にファイル内のコードが分割されるように表示されます。
同じファイルを同時にコードを確認したい場合に、便利です。

分割グループパネルのロック
パネルを分割した場合に、新しいファイルを開くと、どちらかのグループにタブが追加されていきます。
表示されているタブを右クリックして表示されるポップアップの一覧から[グループをロックする]メニューが追加されています。

グループをロックすると、新しいファイルを開いた場合に別パネル側にタブが追加されていきます。

ヘルプやマニュアル画面を表示しながら作業をする場合に、別パネルでコードを表示することができるので便利です。
括弧(スコープ)範囲のライン表示
前回の更新で、括弧の表示色がスコープ毎に変わるようになりましたが、今回の更新ではスコープの範囲が直線で結ばれて、より分かりやすくなりました。
括弧の色よりも、条件判断や繰り返しなどのスコープ範囲が分かりやすくなりました。

まとめ
今回の更新では、エディターの表示が強化され、同じファイルを開いて確認したり、大量のファイルを同時に開いて作業をする時に便利になる機能が追加されていました。
その他にも、括弧(スコープ)の範囲をラインで表示される機能など、条件判断や繰り返しなどで指定する括弧内を把握しやすいように改良されています。
他の機能や詳細な部分は、1.61のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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