3Dプリンターでパーツを造形して映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作していきます。今回は、先回試作した枠組み部分の量産に向けてパーツの造形を進めていきます。
貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)
映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。
映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。
今回は、この巨大な筒形状モデルのデザインを行いました。
今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。
プラパイプでシャフト構造の造形
先回造形したブースター内部の造形の続きです。
分割したパーツに追加するシャフト形状のパーツは、プラパイプとプラ棒でサイズを合わせられそうなので、既製品で間に合わせます。
円柱形状は、無理に3Dプリンターで造形するよりも既製のプラ棒やプラパイプをカットした方が作業効率や仕上がりがキレイになります。
今回チョイスしたのが「ウェーブ プラ=パイプ【グレー】肉厚 外径7.0mm」と「タミヤ 楽しい工作シリーズ クラフト No.220 プラ材5mmパイプ (5本入) 70220」
タミヤの8ミリプラパイプと迷いましたが、5ミリのプラ棒と合わせた際に厚みの差が大きすぎるので、7ミリが選べる「ウェーブ プラ=パイプ【グレー】肉厚 外径7.0mm」にしました。
5ミリのプラ棒と組み合せると、こんな感じ。パイプの端部分にテーパー加工する必要がありますが、3Dプリンターで造形するよりも精度の良い円柱でパーツが出来上がります。
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シャフト構造の受け部分の造形
シャフト部分を固定できるようにパーツを一部修正。
パイプ部分を受けには円柱状のダボを追加。直径で0.1~0.2ミリほど厚めに設計すると、固定する時に篏合してくれます。
5ミリのプラ棒を固定する部分は、逆に0.1~0.2ミリくらい大きめに設計しておくと、すんなり棒が入るようになります。
こんな感じで、角度を付けてプラ棒が入る受け部分が完成。
後は、ひたすら量産
パーツの条件出しと設計が決まったら、後はひたすら量産します。
プラ板やパテで作業していた時代は、一品物であれば集中して作業ができますが量産するとなると、恐ろしいくらいのモチベーションが必要になっていました。
3Dプリンターがあれば材料をセットして待っていれば、寸分変わらぬパーツが出来上がるので、ここは楽ができます。良い時代になったものです。
造形面積が必要になる大きなサイズのパーツは、印刷回数を減らせませんが
小さなパーツであれば、一度の印刷で造形できて個数が増えるのでかなり作業時間が短縮できます。パーツの個体差もないので後で組付ける時にも作業性が上がります。
ちなみに大きさサイズのパーツの造形後に、作業プレートから剥がす際に、100均でも買えるヘラを使うと簡単に剥がれます。
こんな感じで、造形物とプレートの隙間に入れて軽く押し込めば簡単に剥がれてくれます。100均クオリティーなのでヘラの先がすぐに傷みますが、その分プレートには傷が付きません。
こんな感じで、造形作業を繰り返して必要なパーツが揃いました。材料とデータをセットするだけで、後は待つだけなので他の作業に時間が使えます。3Dプリンター最高です。
まとめ
今回は、映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作するため、ブースター部分の内部構造物の造形の量産を行いました。
プラ板やプラ棒を使って手作業でパーツを製作していた時代は、一品物であれば集中して作業ができていましたが、4つも量産するとなると、恐ろしいくらいのモチベーションが必要になっていました。
3Dプリンターがあれば、最初の条件出しや設計に時間がかかりますがデータが出来てしまえば、材料をセットして待っていれば、寸分変わらぬパーツが出来上がるので、ここは楽ができます。良い時代になったものです。
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