3Dプリンターでパーツを造形して映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作していきます。今回は、いままでの試作造形を踏まえたパーツの一体化とディテールパーツの造形を進めていきます。
貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)
映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。
映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。
今回は、この巨大な筒形状モデルのデザインを行いました。
今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。
側面壁の一体化
先回までに造形した貨物ユニット部分は別記事をご覧ください。
今回造形する部分は、先回までに試作した部分を一体化して再造形していきます。
分割して接着する方法もありますが、一体化して造形しておけば剥がれる心配がありません。
ということで、DesignSpark Mechanicalでまとめて造形するパーツを切り出して、STLファイルとして出力します。後で紹介しますが、細かなパーツの取付部分を少し修正しています。
こんな3D モデルのデザインが無料でできてしまう「DesignSpark Mechanical」オススメです。
長時間造形の効果
時間にして8時間。おそらく、今までで最も大きなパーツになりました。
ザクさんと比較すると、まるでトーチカのような雰囲気の出来上がり。
ディテールパーツの造形
先回、試作した取り付け部分から少し修正を加えて位置合わせ用の丸形にくり抜いた形状にしました。こんな感じで、編集が即時に行えるのも3Dプリンターで造形するメリットです。
変更に伴って取り付けるパーツも編集して再造形。外側は変わっていませんが、
取り付け部分は、丸型のダボになるようにデータを修正しました。
当たり前ですが、ぴったり合わせて取り付けられます。
丸形の窪みに切り込みを入れて、取り付けるパーツが回らないようにした方が位置合わせが楽になることに後で気が付きました。(毎回勉強です)
先回造形した翼状のパーツも、ばっちり取り付けられます。
すべてのパーツを組付けてみると、こんな感じ。後は量産あるのみです。
パーツの貼り合わせは、経時劣化で剥がれてしまうことがあります。パーツを一体化しておけば、脱落や剥がれなどの心配がなくなります。
その分、造形時間が長くなることが多いので効果とのトレードオフになりますが、一体化しておいた方が、接着よりもリスクは軽減できるはずです。
まとめ
今回は、映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作するため、貨物部分の試作造形の続きを行いました。
小さなパーツを造形して貼り合わせる場合、経時で接着部分が剥がれたりするリスクがあります。
大きなパーツで一体化した場合は、造形時間が長くなり作業性が悪くなります。
どちらも一長一短があるのでケースバイケースで使い分ける必要がありますが、長いスパンで考えた場合、一体化できるパーツは造形した方が不要なリスクを下げることができる(はず)です。
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