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プラパイプの面取り用治具をDesignSpark Mechanicalで設計してみる

プラモデルの改造パーツでパイプ状の面取りをしたいケースがあります。3Dプリンターで造形した治具と、デザインナイフの替刃で簡単に面取りすることができたので、やり方を紹介します。

DesignSpark Mechanical

商用でも無料で利用できる高機能な3DCADです。詳しい内容は別記事をご覧ください。

治具のデザイン

プラ棒とかプラパイプを使って改造パーツを作る時に面取りしたいケース、結構あります。

例えば、こんな感じでシャフト形状の造形がしたい場合に、角度を付けた面にしたほうが、パイプを切り出したままよりも見映えが良くなります。

今回は、簡単に角度を付けた面取りができる治具を3Dプリンターで設計します。

最終的な形状はこんな感じ。

内径は使うプラパイプ(プラ棒)に合わせて、0.1ミリほど余裕を持たせてあります。外径は、内径より1ミリ以上あれば十分です。(作業の際に滑り止めになるように両端を切り取ってあります)

中央部分にデザインナイフ(カッターでも可)の替刃を入れるためのスリットを用意します。少し篏合するように替刃の厚みから0.5ミリほど狭く設定しておくと、後で作業が楽になります。

角度は今回45°になるように設計しました。(面取りする角度によってお好みで調整します)

サイズを変更して2種類造形しました。(左が内径7ミリで右が5ミリ)

プラパイプの面取り作業

早速、試作した造形物とデザインナイフの替刃を使って面取り作業を試してみます。

造形物に用意したスリットにデザインナイフの替刃を固定します。

プラパイプの端面を、造形物の替刃を固定した側の反対から挿入します。

替刃を指で固定しながら、プラパイプの端面を刃先に当てて削るように周回させます。

こんな感じで、プラパイプの端面が角度を付けて削られます。

プラ棒を通せば、設計通りにパイプの断面に面取りをした造形ができます。

まとめ

今回は、3Dプリンターを使ってプラパイプやプラ棒の端面を角度を付けて面取りする治具を造形しました。

シャフト状のパーツを造形する場合に、面取りしたデザインを手作業で再現するのは面倒で、複数用意する場合に角度が揃わない場合があります。

簡単な治具とデザインナイフの替刃を用意して、プラパイプやプラ棒に同じ角度で面取りができました。

3Dプリントで、プラパイプやプラ棒の面取りをしたい人の参考になれば幸いです。

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