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乾燥材(シリカゲル)を復活させる時は高温が良いという話では無い

3Dプリンターで利用するフィラメントの保管で乾燥材(シリカゲル)を使っていますが、ある程度使うと、吸湿しなくなります。今まではフライパンやホットプレートで適当に加熱して復活させていましたが、焦がしてしまうことも多々あったので適温について調べてみたので備忘録的に投稿していきます。

乾燥材を復活させる

私が乾燥材を購入するに時に、吸湿後の復活がポイントになっています。大抵の商品は天日や加熱によって回復させることができると説明書きがありますが、まれに使い捨ての商品もあるので…

こんな感じで、ある程度吸湿させてしまったシリカゲルは、屋外で天日干しをするか、フライパンやホットプレートで加熱することで水分を飛ばして復活させることが可能です。

温度管理ができるホットプレートが最適

ネットで調べるとフライパンで炒ることで復活する記載もありますが、高温になりやすいので、まず失敗します。大抵の場合、焦げます(経験談)

ドライヤーや天日干しも可能ですが、温度管理がしやすいホットプレートが時間を考えると楽に復活できます。

直に乾燥材を置くと、後で取り出すのが大変なのでアルミホイルを皿状にして置きます。

200℃で加熱した場合

ホットプレートを加熱して吸湿したシリカゲルのビーズを投入。この時の温度がポイントです。200℃に設定した場合は、5分で色が変化し出して

10分もすると、黒くなってきます。

さらに15分も過熱すると黒く変色してしまいます。(あとで冷却すると少し青味に戻ります)

100℃で加熱した場合

少し温度を下げて100℃に加熱したホットプレートにシリカゲルを投入。200℃と同様に5分くらいで色が変わり出します。

少し時間がかかりますが、15分くらいで青くなったビーズが多くなり

30分くらいですべての紫色だったビーズが青くなります。冷却するとより青味が増します。

加熱温度による比較

ホットプレートで復活させた乾燥材を吸湿前のブランク品と比較すると、こんな感じ。

200℃で15分加熱したシリカゲルは、黒く変色してしまいました。

それと比較して100℃で30分加熱した場合は、ブランク品(吸湿前)よりも少し青味が濃くなりましたが色は元に戻りました。

200℃で加熱した場合には、吸湿具合を知らせる色素が温度で変色(焦げた?)してしまった感があります。

吸湿したシリカゲルを復活させるには100℃くらいでじっくり時間をかけて乾燥させた方が良いと考えられます。

まとめ

今回は、3Dプリンターのフィラメントを保存する際に使うシリカゲル(乾燥剤)をホットプレートで復活させる際の温度による比較を書きました。

200℃くらいまでの加熱が大丈夫なシリカゲルでも、吸湿の目安になっている着色材が温度で焦げてしまう可能性があるので、100℃くらいの温度でじっくり乾燥させた方が良い結果になりました。

シリカゲルをホットプレートで乾燥したい人の参考になれば幸いです。

また3Dプリンターで出力した造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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