2025年4月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.100に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2025年3月にリリースされたバージョン1.99に関する別記事もご覧ください。
フローティングのコンパクト表示
タブ表示の画面を[新しいウィンドウに移動]や[新しいウィンドウにコピー]で別画面で表示したウィンドウのタブや検索ボックスを非表示にする[コンパクト]表示が追加されました。
通常は[新しいウィンドウに移動]などで別画面で表示した際に元画面と同じタイトルバーやタブなどが表示されます。

[コンパクト]表示を設定するとタブやタイトルバーの検索ボックスが非表示になります。
画面を覆い隠す面積が減ったので、ラップトップなど表示画面が小さな場合には有効です。

リリースノートにはタイトルバーに[コンパクト]表示に切り替えるボタンが表示されていましたが、私の端末では表示されず、次のコマンドでコンパクト表示に切り替えることができました。
workbench.action.toggleCompactAuxiliaryWindow
セカンダリーサイドバーの表示
Copilotの[チャット]画面などが表示される[セカンダリーサイドバー]の表示方法を選択できる設定が追加されました。
[設定]画面で “workbench.secondarySideBar.defaultVisibility” で表示される項目から表示方法が選択できます。

既定値は[hidden]で常に非表示で、ワークスペースを開いた際にサイドバーの表示を行う[visibleInWorkspace]と常に表示する[visible]が設定値として用意されています。

まとめ
Visual Studio Code 1.100で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回も、1.99に引き続きCopilot関連の機能追加が多くて、VSCode本体への機能改良は少な目でした。
他の機能や詳細な部分は、1.100のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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