雰囲気はケダルイの一言
舞台はヨーロッパのベルリン、時代設定は冷戦開け直後なのでアメリカ西海岸のようなカラッとした雰囲気ではなく、薄暗くて寒いコートが必要な雰囲気が漂う映像が繰り返されます。
基本スパイ映画のカテゴリなので、昼よりも夜のシーンが多く主要キャラは全員、喫煙者なのでタバコの煙がケダルイ雰囲気を醸し出しています。
内容はスパイ映画の王道
基本的には、イギリスの諜報部員が東ドイツに潜入し、盗まれた「世界で潜入しているスパイのリスト」を奪還するという、言うなれば007シリーズを彷彿とさせる王道中の王道のストーリー展開です。
アメリカとソ連の冷戦時代の設定なので、007のように最新のテクノロジーアイテムも出てきません。同じMI:6の所属なんですが、盗聴器を体に貼り付けたり、かなりローテクな装備で任務に当たっています。(笑)
個人的には豪華キャスト
キャストも主人公の「ワイスピ」のシャリーズ・セロン、「スプリット」のジェームズ・マカヴォイ、「ザ・マミー」のソフィア・ブテラと豪華です。
個人的には、マカヴォイ演じる、謎だらけで掴みどころのないバーシヴァルに自分を置き換えて、鑑賞していました。
アクション、ファッション盛り沢山な内容
セロン姉さんとKGBや東ドイツ警察の捜査員との長ロングな殴り合いや、カーチェイス、銃撃戦などのアクションシーンは盛り沢山で、お腹が一杯になります。
スパイ映画なので、スパイ同士の駆け引きや、他国のスパイとの騙し合い、最後にどんでん返しのある謎解きなど、いろんな要素で楽しませてくれる映画です。
もちろん、セロン姉さんやブレラ嬢のファッションもブロンドヘアを印象付けるためか意識的にモノトーン系のセーターやコートが多かったので、モノクロ映画として撮影しても見応えがあったと感じました。
劇中で登場するアイテムも、コードレスフォンだったり、リール式の録音機器だったり、パソコンも液晶ではなくブラウン管だったり、どこか懐かしさを感じさせてくれました。
まとめ
最初に定義された目的は、最後の最後まで「謎」として引っ張られます。本当にエンドロールの直前までスクリーンから目が話せない感じでストーリーは展開されるので、見ていても飽きません。
ただ映像は、重苦しく、ケダルイ雰囲気なので、気分が上げたい時に見るような映画でないことを最後に付け加えておきます。
スポンサーリンク
最後までご覧いただき、ありがとうございます。