2023年5月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.79に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2023年4月にリリースされたバージョン1.78 に関する別記事もご覧ください。
フォーカス変更時の自動保存
file.autosave 項目の設定一覧に[onFocusChange]が追加され、編集中のファイルの自動保存のタイミングに「フォーカスが変更された際」が新しく設定されました。
従来の[off](自動保存なし)、[afterDeley](編集後しばらくして)、[onWindowChange](ウィンドウが変更された際)も継続して利用ができます。
タブ幅の固定
エディター画面に追加されるタブのサイズ設定に[fixed]が追加され、幅を固定にすることが可能になりました。
workbench.editor.tabsizing 設定に[fit](表示されるラベル「テキスト」によりタブ幅が変更)、[shrink](タブが画面に入りきらなかった場合にタブ幅を縮小)の他に[fixed](タブが画面に入りきらなかった場合に、すべてのタブの横幅を同じにする)が追加されています。
形式を選択して貼り付け
ExcelやWordでおなじみの[形式を選択して貼り付け](VSCodeのリリースノートでは[Paste as]と記載)が追加されました。
jsファイルやHTMLに画像の貼り付け操作をする際に、ポップアップアイコンが表示されます。
画像ファイルの場合には、相対パス(Insert Relative Path)の他にも[Insert Path]が一覧に追加されます。
選択すると編集画面の貼り付け部分が、保存先のフルパス表示に変更されます。
まとめ
Visual Studio Code 1.79で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回は、[形式の選択して貼り付け]操作、エディターで表示されるタブの固定サイズ化など新しい機能が追加されていました。
他にも、エディターのフォーカスが変更された際の自動保存や、エディターでコードを編集する際の操作が快適になる項目が追加されていました。
他の機能や詳細な部分は、1.79のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
スポンサーリンク
最後までご覧いただき、ありがとうございます。