2023年6月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.80に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2023年4月にリリースされたバージョン1.79に関する別記事もご覧ください。
ファイル関連ダイアログに表示されるパス
[開く]や[名前を付けて保存]などファイル関連のダイアログが表示される際のパス(場所)の既定値を file.dialog.defaultpath 項目の設定ができるようになりました。
設定されていると、既定値が上書きされるようなので未設定や空文字を設定することで、いままで通りの既定値が利用されます。
エディターグループの分割サイズ
エディター画面で分割するサイズ設定に[auto]が追加され、既定値に変更されました。
workbench.editor.splitsizing 項目に[auto]が設定されている場合には、どのエディターグループもサイズ変更がされていない場合に、分割操作を行うと分割される横幅が均等に割り当てられます。(サイズ変更がされている場合には、半分の横幅に分割されます)
ホバーコンテキスト画面のドラッグ
ツールチップや、intellisenseなどのコード補完を表示するポップアップ画面の枠をドラッグして位置やサイズが変更できるようになりました。
ポップアップした画面の枠にマウスポインターを重ねた際に、アイコンが変化(下の画像の場合は[左右の矢印])した場合に、ドラッグすることでサイズなどを自由に変更が可能になっています。
まとめ
Visual Studio Code 1.80で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回は、ファイルを開く・保存関連のダイアログに表示される場所の既定値や、コード補完に利用されるポップアップ画面のサイズ変更など、コーディング作業をする際に、作業が効率化できる機能が更新されていました。
その他にも、エディターグループを分割する際の横幅を設定する項目に「自動」が追加されコードを比較しながら作業する際の環境(画面の広さなど)に合わせて作業ができるような細かな配慮が追加されていました。
他の機能や詳細な部分は、1.80のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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