3Dプリンターでパーツを造形して映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作していきます。今回は、先回までに試作したシャフト部分や3D造形したパーツ同士を組付けて固定していきます。
貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)
映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。
映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。
今回は、この巨大な筒形状モデルのデザインを行いました。
今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。
シャフト構造の組付けと固定
先回造形したブースター内部の造形の続きです。
分割して造形したパーツにプラパイプで工作したシャフト形状の仮組みしていきます。
シャフト部分は「ウェーブ プラ=パイプ【グレー】肉厚 外径7.0mm」と「タミヤ 楽しい工作シリーズ クラフト No.220 プラ材5mmパイプ (5本入) 70220」で工作しました。
詳しい内容は、別記事の「3Dプリント 閃光のハサウェイ CARGO PISA(カーゴ・ピサ)製作日誌(16日目)プラパイプでシャフト造形」をご覧ください。
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PLA樹脂の接着
そんなに強度が必要なければ、PLA素材同士の接着は「瞬間接着剤」で十分です。
樹脂を融解して貼り合わせる「アクリル用接着剤」も考えましたが、コストと強度を考えると、100均でも買える「瞬間接着剤」で貼り合わせました。
粘度の低い「アクリル用接着剤」の場合、特に接着面が小さいと、余計な場所にはみ出してしまうリスクもあります。
こんな感じで、点付けできるゼリー状を使えば、造形時に残ってしまった荒れた表面でも十分接着ができます。
また、内側に少し多めにン塗布しておけば位置合わせの時間を稼ぐことができますしゼリー状の瞬間接着剤はかなり使い勝手があります。
大型パーツを貼り合わせる場合はこんな感じで、輪ゴムを使って固定しておくと貼り合わせ部分が反って隙間が空いてしまうリスクも減らせます。
シャフト部分の固定
3D造形したパーツにプラ棒を使って、シャフト部分を固定していきます。
まずは5ミリのプラ棒をパイプカッターで適当な長さにカット。カッターやノコギリでもカットできますが、精度良く切断する時にはパイプカッターを使っています。
プラ棒の場合は、0.5ミリくらい溝が出来たらパイプカッターから外して、折るようにカットできます。(なので採寸する時は、ほんの少しだけ長めにしておきます)
破断面の部分をやすりがけすれば、キレイにカットができます。
奥まで刃を入れてしまうと、厚みがあるので溝にテーパーが出来てしまいます。
比較すると、こんな感じで、手前が奥まで入れた断面です。中心部分が飛び出してしまうので、後で削る作業も大変になるので少し溝が出来たら折るようにカットすると効率的にプラ棒が量産できます。
プラパイプで工作したパーツにカットしたプラ棒を挿入してシャフト部分のパーツが完成。
3D造形したパーツにプラ棒を固定します。
後はパーツを重ねるように組み立ててシャフト部分の長さを確認します。
同じ長さでシャフトを量産して、パーツに固定。
プラ棒で固定してシャフトを量産して、ブースター内部のパーツが1/4完成。後3個同じ作業を繰り返します。
まとめ
今回は、映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作するため、ブースター部分の内部構造物の造形を行いました。
3D CADで設計したパーツを造形して組み立てる時が一番モチベーションが上がります。特にデザインしていた際には目に付かなかった不具合が起きるもの面倒ですが楽しいですし、寸法通りにパーツが合わせられる時は最も気分が上がります。
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