光造形3Dプリンター(ELEGOO MARS 4 ULTRA)のビルドプレートに傾斜を付けるパーツを自作してみました。
ELEGOO MARS PROには付属
以前に使っていた「ELEGOO MARS PRO」には、下の画像のようなパーツが付属していて、造形が終わったビルドプレートを傾斜させることができました。
使い方は、こんな感じ。
上下するアームに取り付けて、プレートに角度を付けて保持させます。
角度を付けて保持することで、プレートや造形物に付着している未硬化のレジンをタンクに落とす効率が上がります。
アングルパーツを自作
3Dプリンターで、同じようなパーツを自作してみます。
まずは設計。アームのプレート取り付け部分を採寸して、下の画像のような寸法でデザインしました。
プレートを保持する凸部分は、こんな感じで作りました。
光造形のレジンでは使っている間に割れてしまいそうなので、FDM式のPLA樹脂で造形します。
約2時間くらいで造形終了。MARS4 ULTRAのプレートサイズが大きいので、保持するパーツも巨大になりました。
ビルドプレートのアームを取り付ける箇所に、造形したアングルパーツを組付けて
リング状の部分をアームに通してパーツを保持させます。
こんな感じで、ビルドプレートを45度の角度を付けて保持させることができました。
まとめ
新しく導入した「ELEGOO MARS 4 ULTRA」のビルドプレートに角度を付けて保持するパーツを自作してみました。
以前に利用していた「ELEGOO MARS PRO」には付属してきたパーツですが、なぜか「ELEGOO MARS 4 ULTRA」には付いていませんでした。
造形後にプレートに角度を付けておくと、造形物に付着している未硬化のレジンを効率的にレジンタンクに落とすことができます。
ビルドプレートは重いので、落下させるとプリンターにダメージを与える可能性があるので、設計する際の精度には十分注意が必要です。この記事の寸法で造形しても落下する可能性もあるので、自己責任でお願いします。
ELEGOO MARS 4 ULTRA のビルドプレートを角度を付けて保持したい人の参考になれば幸いです。
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