2025年11月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.107に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2025年9月にリリースされたバージョン1.105に関する別記事もご覧ください。
最近開いた項目を表示するためのサポート強化
リリースノートでは「More support to indicate opened windows in pickers」と表示されている機能です。
直訳すると、正直ピンとこなかった機能ですが「最近開いた項目」にアイコンが追加されて既に開いている場合の区別が明確になりました。
具体的には次の手順で表示されます。
1.[ファイル|最近開いた項目|その他]メニューを選択します。

2. ファイル選択のピッカーが表示され既に開いているフォルダーには、チェックマークが追加されたフォルダーアイコンが表示されます。

マウスホバー表示のオンオフ制御
エディター画面などでマウスのカーソルをホバーした際のポップアップ表示の有無を切り替える設定項目が追加されました。
具体的には次の手順で設定が可能です
1.[設定]画面で “editor.hover.enabled” を検索します。

2. 表示された一覧[on|off|onKeyboardModifier]で表示方法を選択します。

[onKeyboardModifier]は “editor.multiCursorModifier” で設定した“逆の”修飾キーなのが注意点です。
既定値が[Alt]キーなので[Ctrl]キーを押しながらマウスをホバーさせるとポップアップ画面が表示されます。
まとめ
Visual Studio Code 1.107で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回も、1.105に引き続きCopilot関連の機能追加が多くて、VSCode本体への機能改良は少な目でした。
他の機能や詳細な部分は、1.107のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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