single.php

Raspberry Pi 起動時に[Cannot open access to console…]が表示された際の対処法

「Raspberry Pi」起動時に「Cannot open access to console, the root account is locked. See sulogin(8) man page for more details.」エラーが発生した場合の対処法を備忘録的に投稿します。

Cannot open access to console

Raspberry Piの設定変更して再起動してCUIで出力されるとマジで焦ります。

今回はUSB接続したHDDを起動時に自動マウントする記述を[fstab]に編集した後で再起動した後に出力されて焦りました。

「Press Enter to continue.」と出力されていますが、Enterキーを送っても同じメッセージが表示されて無限ループになります。

パソコンで編集する

パソコンでSDカード内のファイルを編集して、起動途中でプロンプト表示させることでエラー画面を回避できました。

具体的な手順としては、こんな感じ。

1. Raspberry Piの電源をオフにして、OSが入っているSDカードを抜きます。

2. SDカード内をWindowsなどのパソコンから開いて[cmdline.txt]をメモ帳などのテキストエディターで開きます。

3. ファイル内の末尾に、半角スペースを追加した後に[init=/bin/sh]を入力して保存します。

4. SDカードをRaspberry Piに戻して、起動します。

5. 起動途中に入力プロンプトで止まります。

5. この状態でファイルの表示ができますが、読み取り専用になっているので編集が出来ません。

6. 以下のコマンドを入力して、SDカード内のパーティションを確認します。(毎回、同じ文字列になるので、おそらく固定文字列[mmcblk0p2]です)

cd /dev
ls

7. SDカード内のパーティションを再マウントします。

umount /
mount -o remount,rw /dev/mmcblk0p2

8. これでSDカード内のファイルが編集できるようになります。

9. 上書き保存などすると、Kernel panicのような表示が出ますが怯まずに進みます。

10. Raspberry Piの電源をオフにして、SDカード内をWindowsなどのパソコンから開いて[cmdline.txt]をメモ帳などのテキストエディターで開きます。

11. 手順2でファイル内の末尾に追加した、[init=/bin/sh]を削除して保存します。

12. SDカードをRaspberry Piに戻して起動します。

エラー表示が出力されなければ、成功です。

まとめ

Raspberry OSを起動中に「Cannot open access to console, the root account is locked. See sulogin(8) man page for more details.」が表示された場合の対処法について書きました。

直前に行った作業がエラーの要因だと考えられる場合は、SDカード内のファイルを編集して、起動中に入力プロンプトを表示させることができます。

その他にもSDカード自体が劣化して読み取り不良を起こしている場合もあるので、一概に改善する訳ではありませんが、直前に行った作業を元に戻すことが可能です。

[Raspberry OS Imager]で「Cannot open access to console,」が表示されて困っている人の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です