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不定形なパーツの切り出し技(朱肉と付箋紙で型紙コピーする)

今回は朱肉と付箋紙を使ってプラモデルのパーツの合わせた不定形な形状のプラ板の切り出し方法をご紹介します。100円ショップで購入できるものばかりなので、安価でパーツコピーができる技です。

不定形なパネル部分

今回は先日組み立てた「システムベース001」の側面パーツの肉抜き用にある場所をプラ板で改修してみます。

四角のような単純な形であれば、定規で測定して切り出すこともできますが、多角形のような複雑な形状の場合、現物合わせでプラ板から切り出すのは結構難しい作業になります。

付箋と朱肉でコピー

水性サインペンを塗って、プラ板やトレーシングペーパーに写し取る方法が一般的ですが、塗っている間に乾いてしまったりするので手早く作業することになります。

朱肉の場合は半永久的に乾かないので、手早く作業することもなく結構簡単に作業が行えます。

拇印を押すように、朱肉を指に付けて写し取る部分に「ポンポン」と何度か触ります。この時にあまり付けすぎないように注意してください。

付箋紙の粘着部分を朱肉を塗った部分に貼り付けます。

はい、こんな感じで朱肉を塗った部分がハンコのように転写されます。朱肉は付箋紙に染み込むので、触っても大丈夫です。

同じように別の場所も付箋紙に転写します。

デザインナイフで、朱肉の枠に沿って付箋紙を切り取ります。

切り出した付箋紙をパーツに貼り付けてみて、形を確認します。

ここまでで付箋紙を使った型紙作成は終わりです。

プラ板の切り出し

0.3ミリのプラ板を適当なサイズに切り出して、流し込みタイプの接着剤で点付けして貼り合わせます。

粘着部分を使って付箋紙をプラ板に貼り付けます。

デザインナイフで付箋紙の型紙に沿って切り出します。

デザインナイフなどをプラ板の合わせ目に入れて割きます。

同じ形のパネルが2枚完成します。

同様に、今度は4枚のプラ板を点付けします。コツとしてなるべく切り出す部分が少なくなるように型紙を端に寄せて積層するプラ板も面を合わせておくと、仕上がりが良くなります。

こんな感じに端に付箋紙で作った型紙を寄せて、プラ板の面を合わせて接着しておきます。

小さなプラ板の場合、点付けでも接着剤がかなり回り込んでしまうので、本当に少しの量にしてください。

デザインナイフと定規でプラ板を切り出します。

これだけ小さなパーツになると割く場合も曲がったり折れたりするので慎重に、デザインナイフで慎重にプラ板を割いていきます。

合計6枚のプラ板を切り出すことが出来ました。

切り出したプラ板を流し込み接着剤などで固定して完成です。

まとめ

朱肉は不揮発性の油が主成分なのでプラスチックの上では半永久的に乾きません。それに対して付箋紙に転写すると紙に油分が吸収されるのでしっかり形をトレースすることができます。

朱肉も付箋紙も100円ショップで手に入るので、安価で不定形なパネルを転写することができる方法です。

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