2023年2月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.76に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
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2023年1月にリリースされたバージョン1.75 に関する別記事もご覧ください。
プロファイルのバッジ対応
先回の1.75で追加された「プロファイル」機能に現在のプロファイルを確認するためのバッジが表示されるようになりました。
既定値(デフォルト)のプロファイルでは設定メニューのアイコンに変更がありませんが

別のプロファイルに切り替えるとアイコンにプロファイル名の先頭がアルファベットで2文字追加されます。

プロファイルの切り替えコマンド
「設定」メニューから操作を行っていた「プロファイルの切り替え」をコマンドバーで行えるようになりました。
コマンドの表示(Ctrl+Shift+P)で表示されるプロンプトで[Switch Profile]を選択すると

追加されているプロファイルの一覧を選択するコマンドに切り替わります。

キーボードから手を離したくない場合などに有効な切り替え方法です。
ターミナルでコマンド失敗時の再生
ターミナルで入力したコマンドが、0以外のコードで終了した際に、オーディオキューで再生されるようになりました。
コマンドが失敗した場合にプロンプトの状態を確認して、失敗したことを判別できますが、視覚障害などがある場合のためにスクリーンリーダーなどで失敗を伝える再生が可能になります。
コマンドの表示(Ctrl+Shift+P)で表示されるプロンプトで[Help: List Audio Cues]を選択すると

表示された一覧に[Terminal Command Failed]が追加されています。

一覧右の[設定(歯車)]アイコンを選択してオーディオキューの設定が行えます。

視覚障害などスクリーンリーダーを使用している場合のコマンド利用に便利な機能として追加されています。
まとめ
1.76で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回は、プロファイルの切り替えに付随した機能の追加が行われていました。
プロファイルの切り替えに関するレビューは別記事をご覧ください。
他の機能や詳細な部分は、1.76のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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