2024年03月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.88に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2024年01月にリリースされたバージョン1.87に関する別記事もご覧ください。
分割ウィンドウの同時スクロール
エディターの編集時に同じファイルを分割して表示している場合に、スクロールを同時に行う[Scrolling Locked]が追加されました。
コマンド画面で “Toggle Locked Scrolling Across Editor” を入力します。
画面右下に[Scrolling Locked]が表示されます。
同じファイルを分割して表示している場合に、どちらかのスクロールを操作すると分割されたウィンドウも同期してスクロールが行われるようになります。
操作をキャンセルする場合には、画面右下の[Scrolling Locked]をクリックします。
アクティビティーバーの表示位置
画面左側に表示されている[アクティビティーバー]の表示場所を変更と非表示する機能が追加されました。
[設定]画面で “workbench.activityBar.location” を検索します。
表示された[Activity Bar: Location]の一覧で表示位置が変更できます。
既定値の[default]は[アクティビティーバー]のアイコンが左側に表示されます。
[top]は[アクティビティーバー]のアイコンが上側に表示されます。
[bottom]は[アクティビティーバー]のアイコンが下側に表示されます。
[bottom]は[アクティビティーバー]のアイコンが非表示になります。
[アクティビティーバー]のアイコンを多用しない場合には[default]以外の設定を利用することで、画面左側に表示されているアイコン分のスペースが空くので、編集画面に少しだけ余裕がでるレイアウトにすることができます。
まとめ
Visual Studio Code 1.88で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回は、[アクティビティーバー]のアイコンなど画面レイアウトへの機能追加や、スクロールなどの改良点がありました。
他の機能や詳細な部分は、1.88のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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