光造形 3Dプリンター「ELEGOO MARS PRO」を使って、ムサイ改型ワルキューレを作っていきます。今回は艦橋部分のパーツの合わせ目をポリパテで埋めていく作業を行いました。
光造形 3Dプリンター ELEGOO MARS PRO
フィラメントのPLA樹脂などを利用する3Dプリンターが有名ですが、ELEGOO MARS PROは紫外線硬化するレジンを使って、造形物を印刷するプリンターです。PLA樹脂を使うプリンターよりも細かな造形ができるので、どのくらいの再現ができるのか、練習材料にガンダム ORIGINで登場する「艦隊指揮艦ドズル専用 ムサイ改型ワルキューレ」を製作していきます。
前回までの作業は、別記事をご覧ください。
サーフェイサーで下地作り
塗膜の強度を上げたり、修正で削った跡を目立たなくさせる効果の他に、3Dプリンターで印刷した造形物の表面にある細かな段差を隠す効果もあるので、サーフェイサーで下地を作るのは重要です。
私の場合、エアブラシ用に3倍で希釈したサーフェイサーを使い終わった瓶に入れて常に用意してあります。
毎回、小分けして希釈すると洗浄するものが多くなるので、空き瓶に希釈したサーフェイサーを準備しておくと作業が効率的に進みます。
今回は、黒色のサーフェイサーを全体に吹き付けて下地を作っています。
濃緑色で塗装
オリーブグリーン、ディープグリーンなど軍用の緑色って色々あって迷いますが、オリジン版のガンダムでルウム開戦シーンで登場するワルキューレに近い色(のように見える)だったので、今回は「濃緑色(のうりょくしょく)」を選択しました。
つや消し色の場合、塗装後に換装すると白っぽくなり、塗料瓶の蓋や底の色と多少違う発色になりますが、クリア塗装をすることでイメージ通りの色になるので、つや消しで仕上げる場合は、実際に余ったプラ材に塗ってみないと色目が分からないのが難しいです。
3D CADのデザイン時に追加しておいたモールド(スジ彫り)も再現できていました。
翼を固定後に、デカールやスミ入れをするためにクリア塗装を行います。この時点で塗料瓶の蓋と同じような色になっています。
少し印刷時の段差が見えてしまいますが、デカールなスミ入れをして情報量を上げると目立たなくなります。人間の目って便利です(笑)
まとめ
今回は、光造形したコムサイの塗装を行いました。大型の完成品になるので全体を塗装してしまうと、思っていたのと色目が違った場合に後戻りできなくなるので、小さなパーツや部分を先に塗装しておくと、納得のいく色選びができます。
特に戦車やミニタリーフィギュアで使う、濃い緑色(オリーブグリーンやオリーブドラブ、ディープグリーンなど)の既製色は沢山なるので、決めるのが難しいです。
特につや消しにする場合には、塗装前と後では塗料の色目が変わる(少し白っぽくなる)ので、色目を確認するために、事前にプラ材でテストしておくことをおススメします。
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次回は、船首部分の組立てを進めていきます。
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